本館は歴史民俗資料館と
映画資料館が併設され、
平成8年2月23日にオープンしました。
特に全国的にめずらしく、
大型映写機や新旧の映画ポスターを
多数所蔵しています。

映画上映

本館では、毎月第2土曜日に、一日2回、映画を上映しております。映写機のカタカタという音を聞きながら、昔懐かしい映画をご覧になれます。毎年、12月、1月に来館された皆さんにアンケートをとり、リクエストが多かった作品を中心に12作映画を選定しております。

映写機
日 時 毎月第2土曜日 
午前10時~ 午後2時~
場 所 2F映画資料室
料 金 入館料のみ

上映する作品についてはお問い合わせください。

  • 映画ポスター
  • イラスト
  • 花笠若衆
  • 衣装

企画展

企画展『庄屋加藤家文書と近世の社会~江戸時代後期の人々のくらし~』のお知らせ

5年前の令和2年、加藤清司様より加藤家に伝わる史料を寄贈いただきました。
翌年、貴重な情報を皆様にできるだけ早くお届けするため、美濃路の「間の宿(あいのしゅく)」に関する関札15枚、高札2枚などをもとに企画展を開催しました。ただ、当時は新型コロナウイルス感染症の拡大により公開1か月半余りで中止せざるを得ない状況となりました。
その後令和5年に、約1,000点に及ぶ文書も寄贈いただき、当館の羽島古文書サークル「澪の会」の皆さんの多大なご助力を得て、古文書の解読と調査分析に取り組んできました。
今回『庄屋加藤家文書と近世の社会~江戸時代後期の人々のくらし~』と題して、企画展を開催します。
寄贈の「加藤家文書」は、庄屋を務めていた際の記録、領主や北方代官所等へ宛てた報告・請願書等の古文書、村への伝達やさまざまな記録をはじめ日常的の出来事やお話を綴ったものや家族や親類筋の覚書、様々な種類の小紙に記されたもの等、公私にわたり約1,000点に及びます。封紙やこよりの状況を含めて、史料の丁寧な保存状況が伺えました。
「間の宿」に関する直接的な文書は残されておりませんでしたが、訪れた大名家関係者の記録や御茶壷道中に関する文書があり、起本陣や墨俣本陣等に残された記録等から、美濃路を通行した参勤交代や朝鮮通信使、琉球使節団そして象の通過についても、他で明らかになっていることがらとつなげて考えることができると思います。
加藤家文書に限らず「個人宅で保存された文書」は、当時の地域の歴史や社会の様子、さらに我が国の歴史的状況を理解する上で貴重な「社会的な史料」です。今回解読を進めた文書のうち、はっきり元号が記載され時代が判明しているものは、江戸時代の宝暦9年(1759)から明治3年(1870)までですが、元号が未記載のものが多く正確には分かりません。保存状況を基に前後のつながりや文書の内容、記載された場所や人名等から分類をしました。
整理した文書から、「組庄屋としての文書」「間の宿としての文書」「美濃地方の特権を有した上層農民(頭百姓)としての文書」のいくつかを抜粋し、所蔵している関札や高札も新たな視点を加えて再度展示します。上記の枠組みで、歴史にあまりなじみでない方にもできるだけ分かりやすくするために説明を複数用意し、一部の古文書については、地域の画家の方に当時の様子をイメージしやすいよう絵画で表現をしていだきました。当時の社会をイメージしやすい素晴らしい絵画ですから、小中学生のみなさんにも十分楽しんでいただけると思っています。
近世社会は多分野で研究が進み、新しい知見を加え歴史像も変化しています。その移り変わりについても概略ではありますが説明を加えました。今から約200年前、遠いようで意外と近い当時のくらしを垣間見る機会としていただければ幸いです。

令和7年8月1日(金)~9月28日(日)

企画展の様子

歴史と伝統

竹鼻まつりの山車

本館がある羽島市の注目すべき歴史と民俗芸能をご紹介します。竹ヶ鼻城・美濃路などの歴史関係、竹鼻のまつり・代々まつりなど民俗芸能関係。ぜひご覧ください。

  • 歴史と伝統
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施設案内

本館をご利用のお客様はこちらをご覧ください。マップ付きで分かりやすくご案内します。

受付の写真

アクセス

アクセスマップ
住  所 〒501-6241 
岐阜県羽島市竹鼻町2624-1
T E L 058-391-2234
F A X 058-391-7663
開館時間 午前9時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休 館 日 毎週月曜日祝日の翌日年末
年始(12月28日~1月4日)
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